• 低周波治療器 HVMCデルタ2022年08月01日更新

    HVMCデルタは名前の通り、HV(ハイボルテージ:高電圧電気刺激)治療モードとMC(マイクロカレント:微弱電流)治療モードを有した電気治療器です。
    この2つの治療モードは痛みの治療に限らず、創傷治癒、機能回復、日常生活への早期復帰まで電気刺激治療器に求められる様々な役割にお応えします。

     

    HV(ハイボルテージ)治療モード:疼痛抑制から筋の再教育まで

    最大480Vの高電圧の電気刺激をツインピーク波形で瞬間的に加えるハイボルテージ(高電圧電気刺激療法)は、皮膚インピーダンスの影響を受けにくく、電気刺激を深部組織まで到達させることができます。そのため、疼痛の軽減や血流量の増大、皮膚潰瘍の治癒促進などに利用されます。NMESモードの設定もできます。

    MC(マイクロカレント:微弱電流)治療モード:早期からの治癒促進に

    生体内に微弱な電流を通電させ、組織損傷の治癒促進や、細胞レベルでの代謝の活性化を促します。神経や筋を興奮させないため、運動後の筋肉痛の軽減や炎症の抑制などが期待できます。自律神経系と筋膜の緊張性とのあいだに提唱されている相互作用に着目し、可動性の改善目的でも微弱電流が使用されています。

    MCC治療モード:全身コンディショニングに

    、全身調整微弱療法のことで、上下肢の4点から微弱電流を流すことでホメオスタシス(生体恒常性)を調整し、全身の細胞の活性化を促す新しい療法です。通常の電気刺激療法の後療法として活用していただくと、より一層の効果が期待できます。

    スリングセラピーとの組合せ治療例

    『第三の手』として治療部位の支持を施術者に代わってスリングが行うことにより、施術者の負担を減らすことができます。両手が塞がることがないため施術の幅が拡がります